Current Topics(2022)

Sun Bones Trombone Trioによる2種類の1stアルバム

関西にゆかりがある3人のトロンボーン奏者 武内紗和子 氏、岡村哲朗 氏、石井徹哉 氏によって2013年に結成されたSun Bones Trombone Trioによる初のCD 2種 "組曲「カルメン」"、"Music for Sun Bones" が9/20にリリースされた。トロンボーン三重奏の楽譜は四重奏に比べると少ないが、Sun Bones Trombone Trioはその名作をとりあげるほか、メンバーによるオリジナルアレンジ、作曲家への新作の委嘱を積極的に行なっており、これらのトロンボーントリオの醍醐味を詰め込んだCDとなっている。詳細はSun Bones Trombone Trioのオンラインショップ、またはワコーレコードによるアルバム紹介のページ("組曲「カルメン」""Music for Sun Bones")まで。

9/30大阪にてゲストに呉 信一 氏を迎えて開催するコンサートにおいても販売が予定されている。



(2022/9/20)


Trombone Index 開設23周年!

「ジャンルを問わないトロンボーンの情報源」Trombone Indexが、2022/9/19に開設20周年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。演奏会・ライブ、イベントなどの更新情報は twitterfacebook でもご覧になれます。トロンボーンに関するコンサートやイベントなどの情報がありましたら、できる限り掲載したいと思いますので、お寄せください。特に東京以外の情報をお待ちしております。

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(2022/9/19)


スライド・モンスターズ ジャパン・ツアー2022 "トラベラーズ"

ジャズ、ポップスの音楽シーンからオーケストラとのクラシックの協奏曲の共演まで最前線で活躍している中川英二郎氏、ニューヨーク・フィル首席トロンボーン奏者でソリストとしても世界的に活躍しているジョゼフ・アレッシ氏、ニューヨークで活躍しているジャズ・トロンボーン奏者のマーシャル・ジルクス氏、オランダ放送フィルやニュー・トロンボーン・コレクティブで活躍しバストロンボーンとコントラバストロンボーンを自在に操るブラント・アテマ氏の4名からなるSlide Monsters(スライド・モンスターズ)が、9/3〜17に広島・三原、名古屋、東京、神奈川・川崎、岩手、福岡、大阪、高知、埼玉・所沢の各地を巡るツアーを開催する。2018年の初来日では、優れた演奏と洗練された演出が各地で大反響を呼んだ。2ndアルバム "Travelers" のリリースを記念して予定されていた公演がコロナ禍で2度延期となり、今回待望の再来日が実現する。9/6の東京公演はライブおよびアーカイブ配信も行われる。詳細はスライド・モンスターズのサイトまで。中川英二郎 氏がSLIDE MONSTERSについて語ったインタビュー記事はこちら:billboard JAPANBARKSReal Sound


(2022/9/2)


ミューズ・トロンボーン・カルテット デビュー・ツアー

ブラニミール・スローカー氏の薫陶を受けて、南西ドイツ放送交響楽団の首席トロンボーン奏者スライドジャパンのメンバーを務め、コンサートやマスタークラスで世界的に活躍している清水真弓 氏が、ヨーロッパで活躍する日本人女性トロンボーン奏者とミューズ・トロンボーン・カルテットを結成した。8/9〜20に名古屋、高崎、大阪、東京、松山、静岡、那覇の各地でデビュー・コンサートを開催する。「Song & Dance」と題して様々な時代・国籍・ジャンルの「歌」と「踊り」の音楽を、打楽器や児島瑞穂 氏のユーフォニアムの持ち替えなど多彩な表現を交えて取り上げる。演奏会場では8/24発売予定のデビューアルバムを先行発売する。詳細はこちらまで。

Song & Dance ミューズ・トロンボーン・カルテット

(2022/8/8)


郡 恭一郎による6枚目のソロアルバム

シエナ・ウインド・オーケストラのトロンボーン奏者 郡 恭一郎 氏の6枚目のソロアルバム「Étincelle」(エタンセル)が5/20にリリースされた。今回は、ブラスバンドおよび吹奏楽のための作品で有名な作曲家 フィリップ・スパーク作曲のトロンボーン協奏曲と元々は管弦楽曲であるストラヴィンスキー作曲の「プルチネッラ組曲」のトロンボーン独奏版という、いずれも演奏時間が20分を超える大作に加え、金管教本で知られるアーバンがコルネットのために書いた超絶技巧曲である「ヴェニスの謝肉祭」による変奏曲を収録。フランス語で「火花、輝き、きらめき」を意味する「Étincelle」にふさわしい内容になっている。詳細はナクソス・ジャパンによるアルバム紹介のページまで。


(2022/7/31)


日本トロンボーン協会 第21回トロンボーン・アカデミー&フェスティバル

日本トロンボーン協会ではトロンボーン・アカデミー&フェスティバルを3/20(日)に東京で開催する。

2019年以来3年ぶりとなる今回は感染症予防対策のため規模を縮小し、コンテストとコンサートのみの内容となる。第一回トロンボーンフェスティバルコンテスト(ソロ&アンサンブル)、首都圏の音大生による日本トロンボーン学生連盟コンサート、トロンボーン・ピース・オブ・ザ・イヤー2022作曲賞演奏審査、スペシャルゲストとしてBachプレイヤーによるアンサンブル「バックボーン・ジャパン」の演奏会を予定している。トロンボーンフェスティバルコンテストを除く演奏はツイキャスによる映像配信(アーカイブ2週間視聴可)も予定しており、遠方からもネット経由で当日の様子を楽しむことができる。

詳細は、日本トロンボーン協会のホームページまで。

(注:フェスティバルコンテストの参加者募集は2/28に終了しました。)

(2022/3/9)


宗清 洋 氏 死去

時事通信サイトなどによると、関西を中心に60数年にわたって活躍したジャズトロンボーン奏者の宗清 洋 氏が1/27に85歳で死去したとのこと。1954年にプロ活動を開始、北野タダオ&アロージャズオーケストラ(現アロージャズオーケストラ)で長年にわたってコンサートマスター、リーダーを務め、80歳を過ぎても現役で活動を続けていた。全国的なトッププレイヤーとして国内外のビッグバンドへの客演やアーティストとの共演も多数。また後進の指導にも力を注ぎ、その中には東京を始め各地で活躍しているプレイヤーも多い。慎んで哀悼の意を表したい。

(2022/2/1)