Current Topics(2009)

ザ・トロンボーンアンサンブル マイナーズの1st.アルバム

佐賀県出身者を中心に結成されたHYPER ENTERTAINMENT BRASSを標榜するトロンボーン・チューバ・アンサンブルである ザ・トロンボーンアンサンブル マイナーズ が11/10にスーパーキッズより1st.アルバム「がばいわるぼう」をリリースする。「がばいわるぼう」とは「すごいいたずらっこ」の意味の佐賀弁で、この団体が今まで開催してきたコンサート同様、クラシック、ポップス、歌謡曲からラジオ体操まで、さまざまなジャンルの音楽に果敢に挑戦しアミューズメント性を追求した意欲作となっている。CD収録曲の楽譜も10月に発売された。CD・楽譜の詳細は音楽の絵本WEB SHOPまで。また12/1に東京でCD・楽譜発売記念コンサートを開催する。詳細は管楽器専門店ダクのページまで。

(2009/11/5)

ジャパン・エックスオー・トロンボーンクァルテットのコンサート・ツアー

NHK交響楽団の首席トロンボーン奏者 栗田雅勝 氏を始めとするXO Tromboneのプレイヤーで2005年に結成されたジャパン・エックスオー・トロンボーンクァルテット・コンサートが10/18〜30に山梨、福島、東京で公演を行う。栗田 氏がかつて活動していた東京トロンボーン四重奏団のために書かれ吹奏楽へのアレンジでも知られる小長谷宗一 氏作曲の組曲「ドリーム」からバッハの「G線上のアリア」といった有名な作品まで、幅広いレパートリーを取り上げる。詳細はこちらのPDFチラシまで。またコンサートツアーに合わせて第2弾CD「FOUR IN HAND」がマイスター・ミュージックより9/25にリリースされた。CDリリースの詳細はこちらまで。

(2009/10/5,10/20)

藤原功次郎トロンボーンリサイタルVol.1

1984年生まれでこの4月から日本フィルハーモニー交響楽団の第1トロンボーン奏者を務めている藤原功次郎 氏が、出身地の兵庫で10/18にリサイタルを開催する。トロンボーンのスタンダード、藤原 氏の高校・大学の同期生である作編曲家の名田綾子 氏への委嘱作品、オーケストラ作品の編曲版など、難易度の高い意欲的なプログラムを用意している。先立って10/9に東京にて行われたミニコンサートでは、変化に富んだ音色を駆使した多彩な表現力を披露した。詳細は神戸新聞 松方ホールのページまで。
(2009/10/13)

2つの新しいタイプのトロンボーン・アンサンブルのライブ

今年の春から夏にかけて、東京ではトロンボーンクァルテットの祭典「百花繚乱」と題したトロンボーン四重奏の連続演奏会が開かれたが、この9月には2つの新しいタイプのトロンボーン・アンサンブルが登場する。

一つ目は9/9に1st Concertを開催するTwelve-Sense。この団体は昨年10/26の埼玉・所沢でのイベントのために集まったのをきっかけに結成され、トロンボーンカルテットティンツボックストロンボーンアンサンブル、おいび村田陽一 氏を中心とした4名という、三つのカルテットが核となって構成されている。今回はオーケストラの首席奏者を務める一方、独奏者としても精力的に活躍している箱山芳樹 氏と桑田 晃 氏の二人のゲストを迎え、ダヴィッドの小協奏曲やライヒャの協奏曲第2番といったクラシックの作品を、村田陽一 氏の手によるポップステイストを加えたオリジナルのアレンジで取り上げる。詳細はこちら.

二つ目は、ジャズ・トロンボーン奏者の三塚知貴 氏を中心としたカルテットである、JazzTromboneQuartet "VOLTZ"。三塚知貴 氏は、宮間利之&ニューハードを始めとするビッグバンドで活動する一方で自身もトロンボーンをメインにしたグループを主宰するなど若手ジャズ・トロンボーン奏者の中でも精力的な活躍を続けている存在である。このカルテットが画期的なのは、アドリブ・ソロを加えたジャズ・ライブの全編を、リズムセクションを加えずトロンボーンのみで演奏する点である。5月の1stライブでは、Joseph Alessi 氏に多数のアレンジを提供していることでも有名な米国の Robert Elkjer 氏、およびドイツの音楽プロデューサーである Jon Welch 氏などのアレンジによるナンバーを手がけ、好評を博した。今月は9/19と9/27の2回のライブを予定している。詳細はこちらまで。
(2009/9/9)

Trombone Index 開設10周年!

「ジャンルを問わないトロンボーンの情報源」Trombone Indexが、2009/9/19に開設10周年を迎えることになりました。最近では1日に300名、1ヶ月に9,000名を超える方にご利用いただいています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。トロンボーンに関するコンサートやイベントなどの情報がありましたら、できる限り掲載したいと思いますので、お寄せください。お待ちしております。

title.gif

(2009/9/1, 19)

ディートマル・キューブルベックのソロ・コンサート

世界で最も有名なオーケストラの1つであるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のトロンボーン首席奏者であるディートマル・キューブルベック氏のソロ・コンサートが、昨年に引き続き9/24に東京で開催される。キューブルベック氏は近年ソロに積極的に取り組んでいるそうで、昨秋千葉で開かれた演奏会では高度な技術に裏付けされた歌心豊かな素晴らしい演奏で聴衆を魅了した。共演するピアニストは、ウィーン留学を通じてキューブルベック氏と親交のある稲田愛子 氏。演奏会の詳細はコンサートスクウェアのページまで。
(2009/8/18)

ウィーン・トロンボーン四重奏団の日本ツアー

ウィーン・トロンボーン四重奏団が、このたび3度目の来日をし、9/17〜20に北海道(札幌)、広島、愛知(名古屋)、東京でコンサートを開催する。1992年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団などの奏者で結成され、2005年以降は創立時メンバーであるオトマール・ガイスヴィンクラー氏を始めとするウィーン交響楽団のメンバーのみで構成されている。トロンボーンによる室内楽として、トロンボーン四重奏のために書かれた曲のみでなく、他の楽器・編成のために書かれたクラシックの小品も数多くレパートリーとしている。各演奏会の詳細はプロアルテムジケのページまで。
(2009/9/2)

大阪センチュリー交響楽団によるトロンボーン・チューバのアンサンブル

大阪センチュリー交響楽団のトロンボーン・チューバ・打楽器奏者によるアンサンブルのコンサートが8/22に大阪で開かれる。珍しいソプラノ・トロンボーンの演奏やサクバットのソロ、ゴムホース・ラッパの演奏や、観客と打楽器で共演するコーナーなど、多彩な趣向を凝らした内容を予定している。詳細は大阪センチュリー交響楽団の "演奏会スケジュール" の "その他の演奏会" のページまで。チラシ画像はこちら
(2009/8/17)

村田陽一 SOLID BRASSの西日本ツアー

トロンボーン奏者の村田陽一 氏が率いるSOLID BRASSが、8/10〜14に福岡、広島、神戸、名古屋でライブをおこなう。SOLID BRASSは1991年に活動を始め、4人の金管楽器、3人の木管楽器とドラムという8人のみの編成でFunkなどのアグレッシブなナンバーを手がけてきたバンド。多忙なメンバーのスケジュールが合ったときにのみ活動しているため今までのライブは東京近辺に限られており、今回のライブは各地で生演奏に接することができる貴重な機会となろう。詳細は村田陽一 氏のページまで。

(2009/8/4)

コルプストロンボーン四重奏団の日本ツアー

ハンガリーの若手トロンボーン奏者達により2001年に結成されたコルプストロンボーン四重奏団が、このたび初来日し、7/18〜26に東京、大阪、鳥取(倉吉)、京都(舞鶴)にてコンサートを開催する。数多くの国際コンクールでの受賞歴に見られる優れたテクニックや、2005年よりスポンサーをつとめるMichael RATH社のトロンボーンで統一された明るく柔らかい繊細でかつ豊かなサウンドが聴きもの。詳細はこちらまで。

(2009/7/7)

トロンボーンクァルテットの祭典「百花繚乱」

東京の楽器店6店による実行委員会の主催による全9回にわたるトロンボーン四重奏の連続演奏会が4/5〜7/27に各主催楽器店にて開催される。各回2団体によるジョイントコンサートとなっており、CDをリリースし現在も活動を続けている日本のクラシックとジャズのトロンボーン四重奏団8団体に、トロンボーン・クァルテット・コンクールinジパング優勝団体などの若手4団体が加わるという豪華メンバーが入れ替わりで出演する。

さらに日本におけるトロンボーン四重奏団のパイオニア的存在である東京トロンボーン四重奏団メンバーによるレクチャーも予定されている。詳細は、ドルチェ楽器のページまで。

(2009/3/10. 4/28)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席バス・トロンボーン奏者 カール・ヤイトラーとウィーンを旅するコンサート in 青森

長年に亘ってウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のバス・トロンボーン奏者を務めているカール・ヤイトラー氏 を中心としたコンサートが、7/11青森(八戸)、7/12青森(弘前)にて開催される。ヤイトラー氏の独奏のほか、和田美亀雄 氏がミュージックアドバイザーを務める青森トロンボーンアンサンブルとの共演、ウィーンとザルツブルクにおける貴重なウィーンフィルの写真の映写会などが予定されている。詳細は青森トロンボーンアンサンブルのページおよびPoemiXの「新着情報」のページまで。

(2009/7/10)

ハイブリッド・トロンボーン四重奏団の東京公演

NHK交響楽団の首席トロンボーン奏者である新田幹男 氏、京都市交響楽団の首席トロンボーン奏者とバス・トロンボーン奏者の岡本 哲 氏と小西元司 氏、そして彼らの師でサイトウ・キネン・オーケストラなどで長年活躍を続けている呉 信一 氏という4人の関西出身の奏者で結成されたハイブリッド・トロンボーン四重奏団の東京での初の単独公演が4/14に開かれる。メンバーが東西で活躍中という地理的制約によりレパートリーは決して多くないが、師弟関係で深く練り上げられた緻密で重厚なアンサンブルは、昨年リリースされたCDでも聴くことができる。演奏会の詳細は東京のオペラの森2009のページまで。

(2009/4/3)

山本浩一郎 のために作曲されたトロンボーンと管弦楽のためのトロンボーン協奏曲

米国のシアトル交響楽団の常任作曲家であるサミュエル・ジョーンズ 氏が同楽団の委嘱で同楽団の首席トロンボーン奏者である山本浩一郎 氏のためにトロンボーン協奏曲を作曲し、4/2,3,5にシアトルで世界初演される。ジョーンズ氏は今年、グラミー賞にノミネートされている作曲家で今までに同楽団のためにチューバ協奏曲やホルン協奏曲も作曲しており、チューバ協奏曲はNAXOSレーベルでCD化が予定されている。山本浩一郎 氏はさる2月に現地での初のリサイタルを開催して好評を博し、同楽団とのポール・クレストン作曲「ファンタジー」の録音も予定している。演奏会の詳細はシアトル情報ポータルサイトであるジャングルシティまたはシアトル交響楽団のホームページまで。

(2009/4/2)

スライド・ファクトリー2009、ヨーロピアン・トロンボーン・フェスティヴァル

2005年、2007年に引き続きオランダのロッテルダムにて3/26-29にスライド・ファクトリー2009、ヨーロピアン・トロンボーン・フェスティヴァルが開催される。この催しはオランダで活躍するトロンボーン・アンサンブルであるニュー・トロンボーン・コレクティヴ(New Trombone Collective)によって運営されており、前回に引き続き日本からの参加者を募っている。ジョゼフ・アレッシ氏、ミシェル・ベッケ氏、シュテファン・シュルツ氏、ユルゲン・ファン・ライエン氏というアメリカ、フランス、ドイツ、オランダの各国を代表する世界的なスター4人による新しいカルテット、クリスティアン・リンドバーグ氏がニュー・トロンボーン・コレクティヴのために作曲した新作の本人指揮ロッテルダム・フィルとの共演による世界初演などのさまざまなコンサート、クリニック、マスタークラス、各社楽器展示などが予定されている。ヨーロッパ各地の日本人の方々の参加も大歓迎とのこと。詳細は http://www.slidefactory.nl/ まで。(オランダ語、英語、日本語の各言語で紹介されている。宿泊や日本からの渡航の情報などもあり。)

(2009/1/26)

イアン・バウスフィールドウィーン・フィルの共演、NHK-FMで放送

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席トロンボーン奏者であるイアン・バウスフィールド氏は、昨秋 ニーノ・ロータ「トロンボーン協奏曲」を東京を含む世界各地の7公演でリッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルと共演し絶賛を博した。その1つであるウィーン楽友協会大ホールでの演奏が3/23(月)19:30〜21:10にNHK-FMで紹介される。詳細は、NHK番組表まで。

(2009/3/20)

日本トロンボーン協会 第11回トロンボーン・アカデミー&フェスティバル

日本トロンボーン協会では毎年恒例のトロンボーン・アカデミー&フェスティバルを3/14(土)〜15(日)に東京で開催する。3/14(土)のスペシャルコンサートでは、中路英明 氏が学生ビッグバンドの実力派 国立音楽大学 Newtide Jazz Orchestraと共演し、また3/15(日)には例年の各メーカーの楽器展示・試奏大会「トロンボーン屋台村」などに加え、「トロンボーン検定」「ボントロ吹き100人(?)に聞きました」「名曲イントロ早押しクイズ」といったクイズ大会や「名演奏を聞く会」など新しい企画も用意されている。詳細は、日本トロンボーン協会のホームページまで。

(2009/3/8)

クリスチャン・リンドバーグ読響との共演、日本テレビ系列で放映

昨年11月にクリスチャン・リンドバーグ 氏とオスモ・ヴァンスカ 氏 指揮の読売日本交響楽団が演奏した、現代フィンランドを代表する作曲家 カレヴィ・アホ 氏 作曲の交響曲第9番が、2/11深夜の日本テレビ系列と2/25のBS日テレの「読響Symphonic Live 深夜の音楽会」にて放映される。この曲は現代的なスタイルとバロック音楽が交錯する形式で書かれており、さらに交響曲でありながらトロンボーン独奏による協奏曲的な性格を兼ね備えている。当日の演奏は、テナー・バス・トロンボーンとアルト・トロンボーンの2本の楽器を持ち替えながら重音奏法など極めて高度な技術を音楽的に駆使しトロンボーン・ソロの第一人者としての貫禄を見せたリンドバーグ氏のソロ、リンドバーグ氏と共にこの曲を初演しこの作曲家の他の作品も多く手がけているヴァンスカ氏の指揮、それに見事に応えた読売日本交響楽団と三者揃った稀代の名演となった。詳細は、日本テレビおよびBS日テレの読響Symphonic Live 深夜の音楽のページまで。

(2009/2/3)

スローカー・トロンボーン四重奏団の創立35周年記念来日公演、NHK-BShiとBS2で放映

去る12月に来日し各地でコンサートを開催したスローカー・トロンボーン四重奏団の東京公演の模様が、1/14,21と2/17とにそれぞれがNHK-BShiとNHK-BS2で放映される。創立35周年記念公演として、過去に取り上げてきたレパートリーから新たなレパートリーまで、多彩な曲目が取り上げられた。詳細は、NHKのハイビジョンクラシック倶楽部およびクラシック倶楽部のページまで。

(2009/1/4)

向井滋春 The 60th Anniversary

日本のジャズトロンボーン奏者の中でも絶大な人気を誇る向井滋春 氏がこのほど還暦を迎える。これを記念して誕生日である1/21に東京で記念コンサートが開催される。向井 氏の代表的なオリジナルナンバーの年代を追ってのリッチなトロンボーン・アンサンブルでの演奏や、これまでの足跡をたどる懐かしい映像披露など、盛りだくさんの企画で向井 氏の還暦を祝う会となる予定。詳細は向井滋春 The 60th Anniversaryのページまで。

(2009/1/14)