Current Topics(2007)
佐藤春樹 HORN'S SLIDER のファーストアルバム
ジャズトロンボーン奏者の佐藤春樹 氏と「東京スカパラダイスオーケストラ」のメンバー北原雅彦 氏との2トロンボーンで1999年1月に結成された佐藤春樹HORN'S SLIDERが2007/12/17にファーストアルバム「MATERIALIZE」をリリースした。バンド編成は、トロンボーン2本、アルトサックス、テナーサックス、ギター、ピアノ&キーボード、ベース、ドラムの8人編成で、4ビート、ファンク、レゲエ、アフリカンなどジャンルにこだわることなく、オリジナル曲からスダンダードまでを、総てオリジナルアレンジで演奏し、独自のSOUND を目指しているとのこと。詳細は ベガミュージックエンターティメントのページまで。
(2008/1/10)
山本浩一郎の新たなソロ・アルバム
元メトロポリタン歌劇場トロンボーン奏者で現在シアトル交響楽団の首席トロンボーン奏者を務める山本浩一郎 氏の新しいアルバム「トマジ:トロンボーン協奏曲」が12/12にオクタヴィアレコードのクリストンレーベルよりリリースされた。日本人離れしたダイナミックさを持つサウンドで、満を持しての、本格ソロ・アルバムとなっているとのこと。詳細は オクタヴィアレコードのページまで。
(2007/12/18)
中川英二郎の10年ぶりのソロ・アルバム
日米両国で活躍しているジャズ・トロンボーンの第一人者の一人、中川英二郎 氏の新しいアルバム「E(イー)」が12/5にリリースされた。日本屈指のピアニスト小曽根真も参加し、クラシック曲もデュオで披露するなど、ジャズ・ファンのみならずとも興味深い内容になっているとのこと。詳細は KING RECORDS のページまで。
(2007/12/5)
「N響アワー」のトロンボーン特集
NHK教育テレビ、毎週 日曜 午後9時〜10時に放映されている「N響アワー」では、毎月「もっと知りたい!○○」と題して、オーケストラの楽器をN響団員をゲストに招いて紹介しているが、来たる12/23には待望のトロンボーンが取り上げられる。ゲストは、2006年よりN響首席奏者を務める新田幹男 氏。ベルリオーズ「ハンガリー行進曲」、ベートーベン「運命」、ブラームス「交響曲第1番」などのオーケストラにおけるトロンボーンの役割や醍醐味の紹介、トロンボーンならではの苦労話、ピアノ伴奏による新田 氏の独奏など、見所満載である。詳細はN響アワーのページまで。
(2007/12/17)
4トロンボーンズのサルサバンド SALSA SWINGOZAによるアルバム
オルケスタ・デ・ラ・ルスの創始者であるパーカッション奏者 大儀見元 氏を中心に結成されたダンスサルサバンド SALSA SWINGOZA の3rdアルバム「Aqui se puede(アキセプエデ)」が10/10にリリースされた。このバンドはボーカル、リズムセクションに加え、 中路英明 氏、宮内岳太郎 氏、小坂武巳 氏、堂本雅樹 氏 という4名のトロンボーンのみによるホーンセクションで構成されており、軽快なラテン・リズムを奏でるトロンボーン・サウンドを楽しむことができる。詳細は East Works Entertainment のページまで。
(2007/11/18)
中川英二郎が加わったスーパー・トロンボーンによるCD
ジム・ピュー氏やデイヴ・テイラー氏を中心にし1995年から5枚のアルバムをリリースしてきた4トロンボーン・ユニットのスーパー・トロンボーンの新しいアルバム「TAKE THE A TRAIN -PLAYS ELLINGTON-」が新たに設立された BIRDS RECORDS より10/24にリリースされた。今回より新たに中川英二郎 氏をメンバーに迎え、さらにチューバのトニー・プライス氏をゲストに更にダイナミックでドラマチックな仕上がりとなっているとのこと。アレンジはおなじみのデビッド・マシューズ。詳細は BIRDS RECORDS のページまで。
(2007/11/1)
箱山芳樹、初のソロCDをリリース
長年にわたって日本フィルハーモニー交響楽団の首席トロンボーン奏者を務め、またソロやアンサンブルにも精力的に取り組んで来た箱山芳樹 氏の満を持した初のソロCD「VIVA YOSHIKI !」が、6/20に発売された。昨年開催したリサイタルの集大成といえるもので、クラシックのトマジ氏の協奏曲から委嘱作品を含む日本の4人の音楽家、ケンツビッチ 氏、佐野 聡 氏、角田健一 氏、村田陽一 氏の作品まで、多彩なトロンボーンの魅力を楽しむことができるアルバムとなっている。詳細はマーキュリーのページまで。
(2007/8/7)
関西トロンボーン協会「20周年記念ワークショップ」
主として関西地区のプロ・アマのトロンボーン奏者で構成されている関西トロンボーン協会では、1987年の設立から今年で20周年になるのを記念し、10/13(土)と14(日)の2日間に亘って大阪で「20周年記念ワークショップ」を開催する。プロと音大生によるV.ブラセヴィッチ作曲「トロンボーン協奏曲」全10曲演奏会という画期的な演奏会や、ハイブリッド・トロンボーン四重奏団演奏会、トロンボーンクリニック、トロンボーンについての技術者による講座、各メーカーによる楽器展示、CD試聴といった盛りだくさんの内容を予定している。詳細は共催者である茨木市文化振興財団のページまで。
(2007/10/3)
Trombone Index 開設8周年!
「ジャンルを問わないトロンボーンの情報源」Trombone Indexが、開設8周年を迎えることができました。最近では1日に300名、1ヶ月に9,000名程度の方にご利用いただいています。これからもよろしくお願いいたします。トロンボーンに関するコンサートやイベントなどの情報がありましたら、できる限り掲載したいと思いますのでお寄せください。お待ちしております。
(2007/9/19)
バート・ファン・リール、来日ツアー
オランダでジャズやクラシックの分野で活躍しているトロンボーン奏者のバート・ファン・リール氏が、2005年に引き続き来日する。9/3〜16に東京、福岡、岡山、大阪、宮城と各地でライブや公開クリニック&ミニコンサートを開催する予定。詳細は、ダクのページまで。
(2007/8/7)
複数楽器の持ち替えによるリサイタル
複数の楽器を持ち替えて演奏するプログラムによるコンサートが相次いで東京で開催される。ユーフォニアム奏者がトロンボーンと持ち替えるコンサートは、阿部竜之介 氏が6/30に、齋藤 充 氏が9/25に予定している。また同じトロンボーンでもアルト・トロンボーンからテナー・トロンボーン、バス・トロンボーン、コントラバス・トロンボーンと4種の楽器を1人で駆使するリサイタルを、東京フィルハーモニー交響楽団 バス・トロンボーン奏者の石川 浩 氏が7/2に開催する。詳細は演奏会情報のページまで。
(2007/6/29)
オリヴァー・ジーファートによるソロとアンサンブルのコンサート
スローカー氏などに師事し現在 フランクフルト放送交響楽団の首席トロンボーン奏者を務めるオリヴァー・ジーファートが、2003年に引き続き、神戸、大阪、甲府で演奏を披露する。6/30の神戸は、神戸新聞松方ホールのフランチャイズ式室内楽オーケストラ「アンサンブル神戸」と共演し、ダヴィッドのコンチェルティーノを演奏する。7/4の大阪はトロンボーン四重奏、さらに7/7に甲府でミニコンサートなどを予定している。詳細は演奏会情報のページまで。
(2007/6/29)
有賀祐介 バス・トロンボーンのソロCDをリリース
バス・トロンボーン奏者の有賀祐介氏が、5/9に「FIREBASS」と題した初のアルバムをリリースした。バス・トロンボーンとロータリー・バス・トロンボーンを駆使し、スージー広野氏、北園圭一郎氏、増田達也氏の3人の作編曲家を迎え、クラシックの名曲をポップスに大胆にアレンジした作品と「FIREBASS」の名にふさわしい火をテーマとしたオリジナル曲とで構成されている。「突き刺さる低音!これがバストロンボーンなのか。」という刺激的な副題が付いているが、内容は各曲のメロディーを十分に歌わせたもので、ソロ楽器としてのバス・トロンボーンとクラシック作品のアレンジの新しい可能性を示したCDとなっている。詳細はまじかるふぇいす のページまで。
(2007/6/7)
クリスチャン・リンドバーグ 指揮者として初来日
クラシックのトロンボーン独奏の第一人者であるクリスチャン・リンドバーグ氏が、一昨年、昨年に引き続き3年連続で来日する。今回注目すべき点は指揮者としての初来日となることである。オーケストラはリンドバーグ氏が首席指揮者を務めるノルディック管弦楽団。6/8〜15に愛知、京都、東京、福島、広島、福岡の各地で演奏会を開催する。ベートーヴェン作曲の交響曲第7番というオーソドックスな曲目に加え、オーレ・エドワルド・アントンセンを独奏に迎えたリンドバーグ氏作曲によるトランペット協奏曲「アクバンク・ブンカ」、さらにリンドバーグ氏自身のトロンボーン独奏によるラーション作曲のトロンボーンの為のコンチェルティーノなど多彩なレパートリーを披露する。詳細は、演奏会情報まで。
(2007/6/7)
第2回仙台トロンボーンフェスティバル
6/10に第2回目となる仙台トロンボーンフェスティバルが、開催される。日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者 箱山芳樹 氏のミニリサイタルや仙台フィルハーモニー管弦楽団トロンボーンセクションによる「2007年全日本吹奏楽コンクール課題曲クリニック」や楽器&楽譜フェアと盛りだくさんな内容が予定されている。詳細は、STP仙台トロンボーンプロジェクト事務局 吉原正教さんのページまで。
(2007/6/8)
トロンボーンクァルテット ジパング、初夏の山陰、関西、中部コンサート・ツアー
NHK交響楽団 吉川武典 氏、読売日本交響楽団 首席 桑田 晃 氏、日本フィル 副首席 岸良開城 氏、新日本フィル 門脇賀智志 氏の4人によるトロンボーンクァルテット ジパングが東京を離れ、5/16〜20に、米子、西宮、名古屋、津の4箇所で演奏会を開催する。ジパングが委嘱し今年1月の第8回演奏会で初演したフィリップ・スパーク 氏 作曲の『TOKYO TRIPTYCH』、オーケストラ・サウンドをトロンボーン4本のみで再現するジパング・シンフォニー・オーケストラなどのプログラムを予定している。詳細は、ジパングのページまで。
(2007/5/8)
インターナショナル・トロンボーン・フェスティバル2007 ヨーロッパ
国際トロンボーン協会では2007年に南米、欧州、北米の三箇所でインターナショナル・トロンボーン・フェスティバルを開催する。このうち5/3-6にオランダのロッテルダムで開催されるインターナショナル・トロンボーン・フェスティヴァル (ITF)2007 ヨーロッパ「スライド・ファクトリー '07」では、ぜひとも日本からも参加者を募ろうということで日本語による紹介とサポートを実施することになった。この催しはオランダで活躍するトロンボーン・アンサンブルであるニュー・トロンボーン・コレクティヴ(New Trombone Collective)が実行委員会を務め、ミシェル・ベッケ氏、ベン・ファン・ダイク氏、 バート・ファン・リール氏、マーク・ナイティンゲール氏、ジグス・ ウィグハム氏 などのソリストを迎える。さまざまなコンサート、クリニック、マスタークラスの他、Courtois, Thein, Rath , Willson, Besson, Latzch. Bach, Connの楽器展示なども予定されている。日本からの参加もヨーロッパ在住の日本人のみなさまの参加も大歓迎とのこと。詳細は http://www.slidefactory.nl/ まで。(オランダ語、英語、日本語の各言語で紹介されている。宿泊情報などもあり。)
(2007/3/19)
NOW なにわ《オーケストラル》ウィンズ トロンボーンクァルテットの東京公演
プロ・オーケストラ奏者+全日本吹奏楽コンクール常連団体 指導者という組み合わせで毎年大阪でコンサートを開き吹奏楽界の注目を集めているなにわ《オーケストラル》ウィンズのメンバーによるトロンボーン四重奏での東京初公演が、2/27(火)に開かれる。メンバーは大阪フィルハーモニー交響楽団首席トロンボーン奏者のロイド高本 氏、同 バストロンボーン奏者の吉田勝博 氏と、読売日本交響楽団首席トロンボーン奏者の桑田晃 氏、NHK交響楽団首席トロンボーン奏者の新田幹男 氏で、東西を代表するオーケストラの奏者の共演が実現する貴重な機会といえよう。詳細は演奏会情報のページまで。
(2007/2/18)
関西トロンボーン協会と岡山トロンボーン協会によるトロンボーンのイベント
関西トロンボーン協会と岡山トロンボーン協会では、それぞれ2月にトロンボーンに関するイベントを開催する。
関西トロンボーン協会は今年で第3回目となるトロンボーン・ワークショップ&コンクールを2/17(土)〜18(日)に大阪で開催する。2/18(日)には大阪音大出身で今年1月に正式にNHK交響楽団の楽員となった首席奏者の新田幹男 氏を迎えてソロ・コンサートとNHK交響楽団入団までの体験を語る講演会を予定している。また2/17(土)〜18(日)に開かれるコンクールは入場無料で一般公開。
岡山トロンボーン協会は毎年恒例となった第8回目のトロンボーンフェスティバルを2/18(日)に開催する。ソロから大編成アンサンブルまでのコンサートや中四国最大規模となる約50本の各メーカーのトロンボーン展示・試奏会、楽譜・CDなど展示販売を予定している。
いずれも詳細はイベント情報のページまで。
(2007/2/11)