Current Topics(2006)

トロンボーンクァルテット ジパング によるフランス作品集の新アルバム

NHK交響楽団 吉川武典 氏、読売日本交響楽団 首席 桑田 晃 氏、日本フィル 副首席 岸良開城 氏、新日本フィル 門脇賀智志 氏の4人によるトロンボーンクァルテット ジパングが、オクタヴィア・レコードより、5枚目のアルバム「CHANSON」(12/8発売)をリリースした。3枚目のアメリカ特集、4枚目のイギリス特集に続き、今回はフランス特集で、フランスの作曲家によるオーケストラ曲の編曲物やトロンボーン四重奏のためのオリジナル作品を収録した。また同アルバムの曲も含めたプログラムで1/14(日)に東京で演奏会を予定している。詳細はトロンボーンクァルテット ジパングのページ、またはAll Aboutのページまで。

(2006/12/8)

村田陽一のDJによるインターネットラジオ

9/4にサービスを開始したインターネットラジオ無料配信サイト Klap にて、トロンボーン演奏やポピュラー&クラシックの作編曲など幅広い分野で活躍中の村田陽一 氏のDJによる30分番組「村田陽一 God Brass You」が始まった。毎週金曜日0:00更新のオンデマンド配信で、前半は村田陽一 氏による他のアーティストの音楽の紹介、後半はアシスタントとのトークによる村田陽一 氏の音楽談義となっている。さらに、番組中の全ての楽曲はこの番組のために村田陽一 氏 自身が新たに作曲・演奏・録音したものが使われており、音楽とトークの両面から村田陽一 氏の世界を楽しむことができる。聴取はKlapのサイト http://klap.jp/ まで。

(2006/9/24)

Trombone Index 開設7周年!

「ジャンルを問わないトロンボーンの情報源」Trombone Indexが、開設7周年を迎えることができました。最近では1日に300名強、1ヶ月に10,000名程度の方にご利用いただいています。これからもよろしくお願いいたします。トロンボーンに関するコンサートやイベントなどの情報がありましたら、できるだけ掲載したいと思いますのでお寄せください。特に東京以外の情報をお待ちしております。

(2006/9/19)

クリスチャン・リンドバーグのBBCプロムズ・イン・ザ・パークでの演奏、インターネット・ストリーミングで放送中

「トロンボーンのパガニーニ」クリスチャン・リンドバーグ氏が、BBC(英国放送協会)が毎夏開催している音楽祭「プロムズ」のうち9/9にグラスゴーで開催された野外コンサートのプロムズ・イン・ザ・パークに出演してモーツァルトのホルン協奏曲第4番やサンドストレイムのオートバイ小旅行などを演奏し、観衆の大喝采を博した。注目すべき点は、この演奏がBBCのホームページ http://www.bbc.co.uk/radio/noscript.shtml?/radio/aod/classical.shtml?scotland/pitp_2006 からインターネット・ストリーミングで放送されている点で、日本からも無料で聴取ができる。(放送期間は9/9の本放送から7日間となっているが、まだアクセスできる模様。もちろんナレーションは英語。)Real Player(Windows版はこちら)がインストールされたブロードバンド環境のPC、Macなどで楽しめるので、ぜひアクセスしてみよう。

主な出演時刻

  • 12:38 - モーツァルト / ホルン協奏曲第4番
  • 33:07 - サンドストレイム / オートバイ小旅行
  • 41:28 - インタビュー
    など

(2006/9/18)

トリトン・トロンボーン四重奏団の来日公演、NHK-BShiとBS2で放映

7月に初の来日公演を行い多くの聴衆を魅了したトリトン・トロンボーン四重奏団の東京公演の模様が、8/25と9/28とにそれぞれがNHK-BShiとNHK-BS2で放映される。メンバー多忙により今後の活動は白紙とのことで、今回の放映は貴重な映像になりそうである。公演で取り上げた、16世紀・17世紀の宗教および世俗音楽から現代のオリジナル作品までの幅広いレパートリーが披露される。詳細は、テレビ・ラジオ放送予定トリトン・トロンボーン四重奏団のページまたはNHKのハイビジョンクラシック倶楽部およびクラシック倶楽部のページまで。

(2006/8/16)

利根川勝によるトロンボーン独奏曲の連続演奏

金管アンサンブルや古楽器アンサンブル、吹奏楽、ビッグバンド、4トロンボーンズなど幅広い分野で活躍しているトロンボーン奏者の利根川勝 氏が、6月より埼玉にて、クラシックのトロンボーン独奏曲を連続して取り上げるという極めて意欲的な試みに取り組んでいる。さらに会場はショット・バーであり、通常のクラシックのコンサートと異なり飲食しながら演奏を楽しむことができる。8/21と28には、サクバットも用いた古典派以前の作品の演奏、9/3と18にはトロンボーン・リクエスト曲集と題して6〜7月の5週間、毎週開催したトロンボーン協奏曲連続演奏会で取り上げた作品の再演などを予定している。要予約。詳細は、利根川勝 氏のページまたは演奏会情報まで。

(2006/8/20)

岡本 哲桑田 晃のトロンボーンリサイタル

オーケストラで首席奏者を務めるトロンボーン奏者2人が、それぞれトロンボーンリサイタルを開く。京都市交響楽団の岡本 哲 氏は9/1に大阪で、読売日本交響楽団の桑田 晃 氏は、9/7に埼玉、11/13,14に地元の北海道で、それぞれ開催する。いずれの演奏会もヤマハ製トロンボーンが使用される予定。使用楽器はヤマハのページ、演奏会の詳細は演奏会情報まで。

(2006/8/27)

トリトン・トロンボーン四重奏団の来日公演と、オラフ・オットのオーケストラとの共演

1982年に結成されたオラフ・オット氏、ウルリッヒ・ディークマン氏、マティアス・イムカンプ氏、ヘルマン・ボイマー氏によるトリトン・トロンボーン四重奏団が来日し、7/20〜25に群馬、兵庫、東京、愛知で初の来日公演を開催する。16世紀・17世紀の宗教および世俗音楽から現代のオリジナル作品まで、幅広いレパートリーを用意している。詳細はTriton Trombone Quartet 来日ツアー2006のページまで。

またメンバーの一人でベルリン・フィルのソロ・トロンボーン奏者を務めるオラフ・オット氏は一足早く来日し、7/17に東京でグロンダールのトロンボーン・コンチェルトとダーヴィドのコンチェルティーノ 変ホ長調をオーケストラ伴奏で演奏する。オーケストラは、2004/6にリリースされたCD「オラフ・オット/トロンボーン協奏曲集」で共演したアマチュアのフィルハーモニックアンサンブル管弦楽団。詳細は、演奏会情報のページまで。

(2006/7/14)

薗田 憲一 氏 死去

共同通信系の新聞社サイト薗田憲一とデキシーキングスのWebサイトによると、日本のデキシーランドジャズの第一人者として活躍した薗田憲一 氏が7/12、76歳で死去したとのこと。薗田 氏は、1960年にデキシーランドジャズのバンド「薗田憲一とデキシーキングス」を結成。スタンダード曲のほか、外国の民謡や日本の童謡もレパートリーにし、50枚以上のレコードやCD作品を残すとともに、現在日本のデキシー界で活躍する数多くのスター・プレイヤーを育成した。また日本トロンボーン協会の副会長や相談役も務めた。慎んで哀悼の意を表したい。

(2006/7/13)

片岡雄三、初のリーダーアルバムをリリース

高校在学中からプロとして活動を開始し、原信夫とシャープス&フラッツ、小曽根 真 率いる No Name Horses やコンボで活躍している片岡雄三 氏が、満を持した初のリーダーアルバム「片岡雄三QUARTET」を6/25にリリースした。トロンボーン、ドラムズ、ベース、ピアノからなるカルテット4人の「インタープレイ(対話)」を重視した一発録音で、No More Blues や Cherokee などジャズのスタンダードを中心に選曲したものとなっている。詳細は Skip Records のページまで。また7/5には東京にてCD発売記念ライブが予定されている。詳細は演奏会情報まで。

(2006/6/26)

松永英也 2枚目のアルバムをリリース

昨年「ヒーリング界初のトロンボーンによるアルバム」でCDデビューした松永英也 氏が、6/14に2枚目のアルバム「Dreams」をリリースする。松永 氏 自身の作曲によるテレビ東京系「ザ・ドキュメンタリー」エンディング・テーマ曲「Eternity」を含み、骨太なポップスをめざしたトロンボーンサウンド初の世界観を作り上げたものとなっているとのこと。詳細はYAMAHA MUSIC COMMUNICATIONSのページまで。

(2006/6/10)

早川隆章&T-Sliding LIVE

昨年から4トロンボーンズでの活動を再開したジャズ・トロンボーンの早川隆章 氏 率いる早川隆章&T-Slidingのライブが6/30に東京で開催される。トロンボーンの他のメンバーは、角田健一ビッグバンドを始めとするさまざまなビッグバンドやトロンボーンをメインにしたHashiyan Projectなどで活躍中の橋本佳明 氏、宮間利之&ニューハードやFive Trombones Unix「The STEP」などで活躍中の三塚知貴 氏、熱帯JAZZ楽団などで活躍する一方、精力的なソロ活動でも知られるバス・トロンボーンの西田 幹 氏。全員がキューンル&ホイヤー(K&H)社のトロンボーンを使用してのライブとなる。詳細は演奏会情報まで。

(2006/6/10)

イアン・バウスフィールド、アンサンブルのメンバーとして来日

ウィーン・フィルの首席トロンボーン奏者を務めるイアン・バウスフィールド氏が6月に来日し、6/6〜10に京都、名古屋、浜松、東京の各地で演奏会を開催する。共演は同じくウィーン・フィルのヴァイオリン奏者 ヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルク氏、さらに最近ウィーン・フィル奏者との共演で注目を集めているピアノ奏者の後藤 泉 氏で、トロンボーンを含むアンサンブルとしては珍しい編成である。ウィーンにゆかりの深いモーツァルトやJ,シュトラウスの作品やトロンボーンの名手プライアー編曲による「スコットランドの釣鐘草」などの曲目が予定されている。詳細は演奏会情報まで。

(2006/6/1)

関西のクラシック・ジャズ奏者によるトロンボーンのみ会≪二次会≫

トロンボーンのみ会≪二次会≫といっても、いわゆる「飲み会」ではなく、トロンボーンのみのアンサンブルによる第2回目の演奏会。大阪で活躍するジャズ・トロンボーン奏者 川口哲史 氏のプロデュースにより、6/3に大阪で開催される。出演者は、クラシック組が大阪市音楽団、大阪フィル、京都市交響楽団などで活躍しているメンバー、ジャズ組も京阪神地区で活躍しているジャズ・プレイヤーで、クラシックからジャズまでリズム・セクションも加えた幅広いレパートリーが予定されている。詳細は演奏会情報まで。

(2006/6/1)

クリスチャン・リンドバーグ 昨年に引き続き来日

昨年来日して各地でリサイタルを開催し演奏がNHKでも放送された「トロンボーンのパガニーニ」クリスチャン・リンドバーグ氏が5月に再来日する。今回は、東京にて武満徹没後10年特別企画コンサートにて武満 徹 氏の大作「ジェモー」のオーケストラとの共演、大阪にてピアノ伴奏によるリサイタルが予定されている。詳細は、演奏会情報まで。なお、大阪ではダヴィッドの小協奏曲を題材とした公開レッスンも予定されている(要予約〜5/9)。詳細は公開レッスン情報まで。

(2006/4/25, 5/3)

関西トロンボーン協会 第18回トロンボーンフェスティバル&ワークショップ・コンクール受賞発表演奏会

主として関西地区のプロ・アマのトロンボーン奏者で構成されている関西トロンボーン協会では、5/6(土)に大阪で第18回目となるトロンボーンフェスティバルを開催する。内容は一般公募によるトロンボーン・アンサンブル(トリオ、カルテット、大編成など)のコンサート。さらに同日夜には、同協会が毎冬に開催しているワークショップ・コンクール受賞者による受賞発表演奏会を予定している。いずれも入場無料。詳細は演奏会情報まで。

(2006/4/25)

吉田なを美 トロンボーンリサイタル

京都市出身のトロンボーン奏者である吉田なを美 氏が、3/24(金)に京都でソロ・リサイタルを開催する。今春 東京音楽大学への進学を予定している吉田 氏は、京都市立音楽高校 在学中から学外のコンサートにおいてブラザビッチの協奏曲第5番、ダビッドの小協奏曲をとりあげるなど活発なソロ活動を展開しており、10代においてすでに高い評価を得ているとのこと。今回も、R.コルサコフやL.グレンダールの協奏曲など、トロンボーン独奏の代表的な曲を取り上げる。詳細は、コンサート情報まで。

(2006/3/22)

日本トロンボーン協会 第8回トロンボーン・アカデミー&フェスティバル

日本トロンボーン協会では毎年恒例となったトロンボーン・アカデミー&フェスティバルを3/18(土)〜19(日)に東京で開催する。3/19(日)に開催されるフェスティバルでは、各メーカーの楽器展示・試奏大会「トロンボーン屋台村」にクロサワ楽器が新規参入しカンスタルの楽器を披露、その後の「2006年度吹奏楽コンクール課題曲攻略講座」ではシエナウィンドオーケストラ郡 恭一郎 氏がデモセクションを使って解説、ゲストコンサートは、クラシック界から東京トロンボーンゾリステン、ジャズ・ポピュラー界からは内田日富とトロンボヤージが出演と、盛りだくさんの内容が予定されている。詳細は、日本トロンボーン協会のホームページまで。

(2006/3/3)

N響トロンボーン・カルテットの演奏、NHK-FMで放送

NHK-FMの3/5(日)15:00〜18:00の日曜クラシックスペシャルでは「N響広場〜室内楽の楽しみ」と題して、NHK交響楽団のトロンボーン・セクションによるトロンボーン四重奏などが紹介される。トロンボーン四重奏では、ティボール「序奏〜主題と変奏」や小長谷宗一「4本のトロンボーンのための“ドリーム”」といったトロンボーン四重奏のオリジナル作品の他、室内楽曲やオペラのアリアを編曲したものなど、幅広いジャンルの作品が取り上げられる。詳細は、NHK番組表まで。

(2006/3/3)